寒さ耐性0の冬好き男

肌寒くなるとこんな私でも、こんな私だから、色々考えます。

寒さってすごいな。

この季節が好きだ。寒すぎるのはちょっとしんどいけど。

夜、凍えそうな部屋の中で1人布団の中にうずくまっていると、どこまでも終わりの見えない孤独を感じてしまいそうな気もするし、布団の中に頭突っ込んで潜ってしまえばここだけは誰にも責められない桃源郷のように思えてしまう。

物理的な寒さや暖かさってのは思考にも影響するんかね。

そんな秋や冬はすごいし、怖いし、あたたかいし。

ちょっくら外を歩いて針みたいな冷風が髪を這って、頬を引っ掻いて、心に通り抜けていくみたい。

透明人間じゃん。

あのビルに当たって流れてきた風が自分の元に来るのかな。

ど深夜の街の中は夢みたいな、存在してるのか存在してないのか、そんな気持ちになる。

ちょっと背伸びしてみたくなったり、故郷を思い浮かべたり、未来を急かされたり、片足立ちみたいな気持ちになったり、マックのテイクアウトが冷めてしまうのが気になって早足で帰ったり。

日常に寄り添ってくれているみたいで、ちょっといたずらで不安を煽るんだよ。奴は。

でもそういうのが好きなのかもな。

甘いとしょっぱいの生み成すハーモニー的な。

そう、みたらし団子だ。パンケーキにベーコンとかサラダ乗っけるやつだ。柿の種のチョコ味だ。

多分自分が鉄筋とか木琴みたいなかわいい音を出す打楽器みたいなものにリバーブやらディレイをかける音が好きで、その儚い感じが冬みたいな雰囲気あるから照らし合わせてるのか。

もっと寒くなるぞー。

衣替えや。