米とぎ青年、逆立ち電波少女

時々弱くなる心も自分らしいなと思えるくらいには成長した。

それがいい事なのかは分からないが、自分なりに自分を理解しようとしている訳で、何かしでかす前の抑制になるなら、と思っている。

そんな弱さを加速させる。夜に潜む虫は賢い。

時系列など関係なく自在に行き来する記憶の選択。

それをただ眺めているだけの自分は何よりも愚かなのかもしれない。

それでもやるしかない時はいつでも過去の恨みなどが燃料になってくれるなぁ、と感じます。

 

果たされぬ約束が独り歩き。

360°の絶体絶命も、「(笑)」くらいに済ませれば万事解決なのかもしれない。

幽霊が耳元で囁くのは私が私を信じられないからだ。

よくあるアニメや映画のもう1人の自分が語りかけてくる展開の、欲望にまみれた方だ。

 

溺れかけの君の目をただ眺めていた。

日々、ただの傍観者。

砂糖を入れすぎたみたい、脳みその腐れ具合はどんぐりの背比べ。

ちょっとやりすぎな自己否定を誰かにぶちまけて、なんだか救われたような気持ちになってるだけのエゴイスト。

気持ちだけ歪んだ。

強く蹴った地面を背に飛び込んだ。

同じように繰り返す飲みの約束や、速度超過のハイエース、音をなぞる深夜の耳、絶望の淵辺りで鉢合わせする。繰り返し。

思った以上の孤独を強めている。

深夜の誰もいない空気は良いも悪いも地面に溜まり、空気は心地いい。

一生誰にも理解してもらえないという恐怖を片手にストロークストロークストロークストローク。

たとえどんなに忙しくてもその恐怖が際立つことが揺るがないと知った時、悲しいような嬉しいような。

分かり合えない同士、分かり合えないことを楽しめばいいと嘆いている。

自尊心やプライドで誰かを嫌な気持ちにさせるなら誰とも関わりたくないと思ってしまった。

最近はそればかり頭でぐるぐるしている。

関わることが怖いのではなく、関わったが故に自分の感情で自分が傷つくことが多すぎる。

小さな戦争は毎日起きている。

別れのキスは思い出に浸っている。

あの子が悲しそうに歌っていた。

部屋干しの湿気が鬱陶しくてなんだかヒリヒリしてても、悪夢を見なくなるわけじゃないし、焦燥は腕を掴んで離さない。

それでも美味しいおつまみを発見して嬉しくなったのなら、米をといで炊飯器の予約したなら、解凍の為に冷凍庫から冷蔵庫に移したのなら明日を目指す理由になるのだ。

そうしてまた米をとぐんです。