結露の殺意、湿度は脳天直撃

反転する気持ちの連続、何を思う。

許せない気持ちを永遠に持つのは疲れる。

自分だけが過去に置いていかれたような気持ちになるし、実際そうである。

人の心を踏みにじるというのは絶対したくない事ではあっても、意図せずしてしまう悲しさ。

焦燥の群れが胸を通過する季節。

そろそろやってくる。

未知に対して怖くてたまらない、その最高潮。

周りがどんどん変わっていって、自分も変わっていくのを実感して、こうして心を消費する事が当たり前なのかと錯覚するくらいに毎日は早かった。

 

胸を刺す異世界の彼等。

死してもなお衝撃を与える言葉の群れはタイムトラベラーみたい。

人は尊い以上に、種で見たら個など無価値なことくらい分かってはいるのにもがいてる。

都会の群れ、へばりつくガム。

血を擦る車輪と無意味な赤青の繰り返し。

落とし穴かも知らない1歩を踏み出す恐怖に怯えている。

朝に消えてゆく恐ろしいほど傷つけられたゴースト。

誰にもわかってもらえないと、1k辺りで嘆いている。

昔住んでいた部屋はもう埋まっていた。

自分が4年間住んでいた所に誰かが住んでいるという違和感。

焦燥に駆られた少年少女。

今すぐ部屋を出なきゃ、と用もないのに心が震える。

新宿にすれ違う怖い人らを横目にただ早歩き。

心穏やかに、それでもかき乱す毒は吐き出せ。

ブリッジミュートとルートを描くベース、シンプルなドラムで突き進む。

私は軽い。なんもかも軽い。

悲しいくらいにかるーい。

そして永遠に孤独。

これは誰かがいて欲しいというものではなく、あらゆる全てを含めて孤独。

私はおそらくヤドカリのような殻かなんかを持ってる生き物と同じだと思う。

道を間違えているのに引き返さず突き進む癖と同じようなことばかり。

奇跡みたいな夜を味わったとてこうした今なわけで。

遅延を繰り返している。

延滞料金など真っ平御免なのである。

心は環境に左右するのを知った。が、負けない。