下書きポロンポン

ふと目覚めた夜更け前

かわいい君の夢を想像してる

朝ぼらけ、逃げるように眠った


誰かどうにかしてよとばかり

愛想たれ撒いてる

今日は北欧辺りで「待ち合わせ」


どこで誰が泣いても

しがらみだって無くなせない

今日も悪夢でうなされる


止まない記憶を辿って

窓から差し込む点滅街灯、午前2時

眠い目を擦ってまでも

話したいことがあったの


澄んだ空の深さが

足枷すらも浮かすよ

駅の改札で「また今度ね」


靴擦れの滲んだ血が

僕らの日々を急かしてる

あの子の夢は今日も瀕死さ


愛しているそれだけじゃ

満ちゆく心は2等分ならず

離れてゆく心すら、両手があるのに持ちきれやしない


大事な日はいつも雨

悲しみだって拭えない

暗闇の底でお祈りさ


御守りの中身でさえ

疑う心許せない

今日は駅前で「お別れ」

 

愛しているそれだけじゃ

あなたの傷は拭い切れない

小さくなる 後ろ姿ノイズ混じりで見送る


おまじないさ

不思議と心躍る言葉は君の口から

東京の雨は七色を纏いながら

半透明な君をさらってゆく