アチチチ間接照明君の熱

泣きながら笑う姿に、ただなにも出来ない自分が腹立たしい。

本物になれない僕らは、かといって偽物にもなれていない。

運命に犯された人。そんなものはない。いや、あるからこそ否定したい。

出会いは運命か?気まぐれか?さっぱりわからん。思い浮かぶのはあの子が泣く姿だけ。

日にひに早くなる朝日をただ眺めることしか出来ない彼は、夢であの人に会う為の切符を諦めている。

あの日死んだ。

かつての情景はただ苦しめるだけ。

上質な映画の中に潜む意味を、価値を見出せずにいた。

変わってしまった意味たちを、失ってしまった多くの時間を、傍観することは虚しい。

誰しも知りたがる答えには、正しい答えがない。

いっときの感情に見合わない時間を消費して、その奥深くを考えている。

脳を苦しめる光線、揺らめき。もうオーバーキルです。

これ以上世の中の何に対して絶望するのか。

あなたの目から、私の目から、みんなの心から何を奪おうというのか。

理想に殺される前に逃げる他ない。見つからない。

いつまで経っても妄想に犯されている。本物を探している。

酒は奴らの視線を逸らすための手段。

今日は絶望した。

もう何も残されていないんだと思った。

縋っているのか?委ねてしまったのか?

何も生まない言葉の先をどこに繋げる。何にしたい。わからん。

分かってしまった真相を、あなたの目の深層と重ねる。それはとても恐ろしいこと。

誤解と本音が錯綜している脳内斜め45度は、どこまでいけるか試している。

待ちに待った春風に乗るたんぽぽの種は、あの子の元へと行けるように渇望している。

建設途中のビルを見ているのではなく、実は見られているのかもしれない。

人の行方を、街の喧騒を、あの子の感情を、時代の流れを監視している。

そんなことはどうだっていい。どうだっていいんだよ。

羅列する文字に縋ってしまう前に。今日の夢で見たくないものを予想してまんまと見る前に逃げるんだよ。

熱烈恐怖!爆裂熱愛!破壊衝動!睡眠睡眠、睡眠睡眠。

あたまいたーい。