夢にトンズラ

今日はもう捨てた。

海に行きたい。

知らない土地に行きたくなるのは、見てるものに変わり映えがないからだ。

引っ越したいし、家にずっと居たい。

なんだか体が重いと言い訳する今日は、きっと1年後の後悔でもあるし、3年後の諦めに繋がるんだろう。

悔しい。

身をぶっ壊すくらいはちゃめちゃなことしたいし、じゃあ何をするかと言っても出てこないのだ。

鋭くいきたいだけ。

死にたさは無いが、生きたも無い。

それは絶好のチャンスであると思う。

どれだけ身を滅ぼそうとも許される。

だって死んでもいいし、生きていたくないし。

これは俺がほぼ毎日お酒を飲む理由にすらなってしまう。

日々実験だ。

とんでもなく長い生命線vs身を滅ぼそうともくろむ人。

俺が死んだら誰かに論文として出してもらいたい。

毎日は最終回である。ならば毎日は最高傑作でなければならない。

時間は巻き戻せないから毎日は最終回なのだ。

あのアニメの最終回も、あのバンドの解散ライブも、あの映画の主人公の最後もどれもが最高傑作。

しかし最終回の1話前は最悪なのは分かってる。

明日への最高傑作を作るためには、今日という最悪も同時にこなさなければならない。

100点中20点。

同い歳の活躍が悔しくないのか?!

悲観するなら寿命を犠牲にしてまでも成し遂げたいものだ。

理想を磨け!

山に登れ!

魚を食え!

人になってしまったことは悲しいが、人になってしまったが故の特権を駆使したい。

いつまでたっても走って逃げている。