入り乱れた音、隠し味の半音が脳内快楽物質分泌。
あなたに好かれずとも、私は私を生きなきゃならんのだ。そういうものなのだ。
あなたに嫌われたとて、私は私を愛しているのだ。そういうことなんだ。
でもちょっぴり悲しくなっちゃうかもな。いやそんなことない!
繰り返しているのは地球の回転と平行。1周回りまた戻ってくる。
イヤホンの爆音と耳の耐久力。
爆音が勝ってしまっているのなら私のメンタルは負けている。なにかに負けている。
ここでは同じように苦しむ人や、同じように喜ぶ人や、同じように平凡な毎日しかないが、傍には居れない。ごめんね。
縁石に乗るだけで見える世界が数十センチ変わるんだ。
上がるスピード。
曲がりきれずに突き抜けたガードレール。
彼の後悔はきっと無かった。無かったはずなんだ。
人知れず作り上げたものに、いつまでもわくわくを感じていたいだけなんだよ。
何者かになりたい訳じゃないし、お金が沢山欲しい訳じゃないし、自慢したい訳でもない。
ただ、大きな砂の城の達成感に浸りたいだけなんだ。それ以上でもそれ以下でもない。それしかない。
現実は酷い。いつまでも酷い。
その代わり吸収するものはすごくいい。
期待なんてしちゃいない。あなたのままで、私のままで、ただ毎日を生きていたいね。
なんだか思いふけてしまった夜も、ただ悲しいことばかりで押しつぶされてしまいそうな私たちの心も、要らないものなんて全て捨てて大事なものだけ両手に持っておこう。ちゃんと掴んで離すな。
毎日少しずつでもいいよ。
死体になったって孤独に襲われたってできる証明。
私の心を世界征服。
気持ちなんてとっくに屋根を突きぬけたし、地面にめり込んだし、世界一周達成してる。
妄想が特技の彼はおそらく幸せ者で、桃源郷に犯された生き地獄だ。
毒に犯された脳内と仲良くしてるうちは、対岸にいる彼らでさえ肩を組みたいと思う。
起きたら鉄の鉛をぶつけ合うだけの醜い争いを再開する。
僕らの脳内世界各国が平和でありますように。
失うものなんてありませんように。
缶ビールの開けた音が辛い時にいつでも再生されますように。
祈りは何処へ。